子供のインフルエンザに対しての予防法と特効薬タミフルについて紹介します。
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる急性感染症の一種で、発病すると、高熱、筋肉痛などを伴う風邪の様な症状があらわれれ、ごくまれに急性脳症や二次感染により死亡することもあります。1918年から1919年にかけて、スペインインフルエンザが、感染者数6億人、死亡者数4000 - 5000万人にのぼる世界的な大流行した時期がありました。それ以降も、インフルエンザは毎年継続して感染流行を起こしています。さらに数年から数十年ごとに新型のヒトインフルエンザの出現とその新型ウイルスの世界的な流行が起こっており、毒性の強い場合は多数の死者が出ています。
インフルエンザは、小さな子供やお年寄りは、命にかかわる病気になることもあるので、特に注意が必要です。インフルエンザと普通の風邪は、ウィルスや症状など大きく異なります。インフルエンザは、A、B、C型のインフルエンザの空気感染によるもので、肺や気管支などの呼吸器の病気で感染力が強いのも特徴的です。潜伏期間は1〜3日程度で、38度以上の高熱が突然出て、寒気や筋肉痛、全身のだるさなどを伴うので、子供は急にぐったりしてしまいます。全身症状が出た後に、咳や濁った色(黄色や緑色の)の鼻水が出ることが多くあります。
症状は2、3日で落ち着きますが、熱は1週間程度続きます。熱が高くなって、また少し下がって、また上がるといった2山のパターンが多いのも特徴的です。合併症を引き起こすとこともありますので、インフルエンザが怪しまれる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
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寒くなってくると、子供の健康状態について、親としては気になってきますよね。特に、インフルエンザは、子供にとっては気をつけておかなければいけない病気です。
毎年数百人ものインフルエンザ脳症の報告もあり、インフルエンザの重傷化を防ぐためには、予防接種が一番です。流行する型ははっきり分からないのに、予防接種は本当に効果的なのかと疑問に思う人もいると思いますが、インフルエンザのワクチンは、流行するウィルスの変化も予想して作られています。また、実際の型と一致しなくても症状を軽くする効果もあります。
13才までの子供は、ワクチンを2回接種しておく必要があります。接種後、2週間したら効果が現れてくるので、2回目の接種は12月上旬までには済ませておいた方が良いです。1回目は11月中に済ませておきましょう。接種間隔は3週間か4週間が効果的です。シーズンになってくると、混雑してきますので、接種を考えている場合は早めの予約がお勧めです。
予防には、まずは予防接種が第一ですが、それだけでは不十分です。外から帰ったら大事なことは、まずはうがいと手洗いをすることです。手洗いは、石鹸で指の間や爪の間まで、しっかりと洗いましょう。手を洗っていない人に比べて1日5回手洗いする人は、45%も風邪をひく人が少ないとの調査報告もあります。
次にうがいですが、のどの細菌を減らすために、出来れば1分程度やることが効果的です。このときカテキンの殺菌作用がある紅茶や緑茶でうがいをするとより効果的です。
毎日の簡単にできるちょっとした予防法なので、子供と一緒にパパやママもしっかりやっておき、風邪の季節も無事健康に乗り切りましょう。
子供にとって大変怖い病気であるインフルエンザですが、最近ではその特効薬とされる「タミフル」をめぐって様々な意見があり、実際に子供に服用させてよいのか、不安になってしまうことと思います。
インフルエンザにかかって48時間以内にタミフルを服用すると、症状が軽く済み、回復が早いと言われていますが、子供が突然死したり、異常行動が起こったりしたことで、タミフルの安全性が疑問視されるようになり、2007年3月、タミフルの使用中止を求める声が出始めました。しかし、2007年12月の厚生労働省薬事・食品衛生審議会安全対策調査会の報告によると、タミフルを服用の有無により異常行動が現れる確率に違いはなく、むしろタミフルを服用した時の方が少ないとの結果が出たということです。
現在でも、タミフルと異常行動との因果関係は、はっきりしないままですが、インフルエンザが発病して2日間くらいは子供の行動をしっかりと監視しておく必要があります。また10歳未満の子供は、インフルエンザ自体で生死にかかわることもあるので、タミフルの服用は引き続き推奨されています。
タミフルによる異常行動が問題視された時期から、「リレンザ」という薬がよく使われるようになりましたが、タミフルと同様に、インフルエンザウィルスの特効薬として使用される薬です。これも同様に異常行動の報告があり、その因果関係ははっきりしていません。
どんな薬を使うにしろ、インフルエンザにかかった時は、子供の様子や行動をしっかりと見守っておくことが大切だということです。
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